musical baton

"musical baton"なるバトンを見つけました。ま、mixiとかblogとかで少し前に猛威を振るった例のアレです。単純に面白そうだし、メンバーの音楽趣味も気になるところだしということで、とりあえず私がやってみます。ちなみにあまりマニアックなことを書いてもアレなので「邦楽限定」というルールを作りたいと思います。

1)Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

容量は23.32GBで楽曲数は12347曲。私は図書館とかレンタルCD屋のヘビーユーザーなので実はあまりお金はかけていないんです。iTunesが鉛のように重いのが悲しい。

2)Song playing right now (今聞いている曲)

さっきまで聴いていたのはcoccoの『強く儚い者たち』

クムイウタ

クムイウタ


良い曲だよね。coccoは激しい歌い方をするより、こうやって静かに胸のうちをさらす方が感情が伝わってくると私は思う。いつ聴いても思うけれど、この歌詞って本当に「痛い」ことを歌っているよね。どんな気分で彼女は詩を書いたんだろうか。

3)The last CD I bought (最後に買ったCD)

CDは全然買わない。基本的にはレンタルで済ませるし、買うとしたら「本を売るなら」で有名なあのお店の100円コーナー。でも、覚えている限りでは一年前に買ったcharaの『junior sweet』かな。

Junior Sweet

Junior Sweet


私はこの『ミルク』という曲がめちゃめちゃ好き。「姿をあらわしたこのボクを/嫌いにならないでこのボクを」という歌詞にグッときちゃう。こういう気持ちになることってあるよね。別に恋愛に限った話じゃなくてもさ。charaの曲を聴くと「素直になること」って大事なんだなって本当に思う。これって、大変。でも大事なことだよね。

4)Five songs I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

思い出せる範囲で行きます。
(1)『明日の私』竹内まりや

Impressions

Impressions


これは良く覚えてる。私が初めて自分のお金で買ったCDが竹内まりやの『impressions』だったんだ。『純愛ラプソディ』が目当てで買ったんだけれど、むしろ良く聴いていたのがこの『明日の私』。当時、小学生だった私は「一人暮らしをするときってこんな気分になるのかな」とドキドキしながら聴いていたものです。
ちなみに私は大学も実家通いで、来年社会人になってからもしばらくは自宅から通勤することになります。一人暮らしってどんな気分なんだろうか。想像するとやっぱり当時と同じことを感じてしまう。どうでも良いけど竹内まりやは顔が素敵。私の憧れの女性です。
(2)『youthful daysmr.children
It’s a wonderful world

It’s a wonderful world


私の音楽遍歴を振り返ったときにmr.childrenだけはどうしても外せないんだな。初めて出会ったのは確か『innocent world』だったと思うけれど、以来、彼らの楽曲はずっとフォローしている。所謂「かっこいいロックバンド」では全くないと思うけれど、良質なメロディと等身大の歌詞、そんな楽曲を休むことなく発表している、本当に偉大なアーティストだと私は思っている。小学校の頃から本当に大好き。
で、何でこの『youthful days』を選んだかというと、理由は割とパーソナルな感じ。確か受験生のときに聴いたんだよね。憂いを帯びたメロディを聴いて「あ、ミスチルが方向チェンジした」と当時思った覚えがあるんだけれど、今にしてみるとそれは私の精神年齢とクロスしていたのかなと思う。別に今だって大人なんかじゃないけれど、「もう子供じゃいられないんだな」って強烈に感じたんだ。少し前に書いた『二十歳のころ』よろしく、「大人じゃないけど、子供でもない」という曖昧な当時の気分とシンクロしたんだね。
でもタイトルは"youthful days"。ちとかっこつけ過ぎだけれど、"youth"ってそういうことなんだね。煌きと悔恨に満ちた青春の日々、かな。
(3)『G.W.D』thee michelle gun elephant
ギヤ・ブルーズ

ギヤ・ブルーズ


私が物事を考えるときにその判断基準は「かっこいいか、かっこ悪いか」ということだけ。で、その基準を作ったのがこのミッシェル・ガン・エレファント。彼らは楽曲も素晴らしかったけれど、そのスタイルが異常に洗練されていて、とにかくとにかくかっこよかった。黒いスーツがかっこいい、煙草の吸い方がかっこいい、歌詞カードの写真がかっこいい…、とにかくかっこいいんだ! 特にボーカルのチバユウスケは私の超憧れの対象で、硬派で知的でスマートでガラが悪くて、もう「生まれ変わったらチバになりたい!」と本気で思っていた。実は今もちょっと思ってる。
そんな彼らも随分前に解散してしまった。メンバーはソロで色々とやっているけれどあまりパッとしないというのが私の印象かな。でも、とにかく日本で一番かっこよかったロックバンドは彼らだし、その彼らが一番かっこよかった時期に出たのがこの『G.W.D』なんだ。きゃー、かっこいー、チバさーん、結婚してー。再結成してー。チバさーん。
(4)『cream soda』スーパーカー
スリーアウトチェンジ

スリーアウトチェンジ


これも解散しちゃったバンドなんだよね。でもすっごく好き。今でも大好き。
「ピュア」とか「青い」とかいうように形容されることが多いバンドだけれど、それを一番良く感じるのがこの『cream soda』で彼らの1stシングルなんだよね。世界でも類を見ないような才能が青森という不思議な場所でたまたま出合って、で、とんとん拍子にシーンを駆け抜けてしまった。彼らの歴史って本当に奇跡みたい。
同時代にリスナーでいられたのは本当に嬉しいし、それが自分が若い頃であったというのも幸福だった。90年代の終わりって確かにあんな気分だったよね。何となく醒めていて、やる気がなくて、でも「諦めだけは夢から醒めても言わないよってそれだけさ」って平気で言えちゃうような、そんな気分。
あれからもう10年が経つんだね。それを思うととっても不思議な感じ。2017年の私はこの曲をどんな風に受け止めるんだろうか。
(5)『情熱の薔薇』the blue hearts
LIVE ALL SOLD OUT

LIVE ALL SOLD OUT


さて、最後。私にとって邦楽の大事なミュージシャンといったらブルーハーツしかいない。違うかね、ワトソン君?
ブルハって本当に力強いよね。ものすごく無骨で、しかもかっこ悪いバンドだと思うけれど、弱っているときにはヒロトの声とマーシーのギターが胸にストレートに刺さるんだ。悔しくて眠れないときとか、過去を振り返って叫びだしたくなるようなとき、私はいつもブルー・ハーツの歌を聴く。別に励まされるわけじゃあない。むしろ傷をえぐられるとすら思う。でも彼らの曲を聴くとやっぱり何かが変わるんだな。中でもフェイバリットがこの『情熱の薔薇』。
歌詞、というかタイトルが良いよね。私のイメージでは薔薇の赤は高潔さと情熱の象徴なんだ。バカな奴には死んでも媚びはしない、何があっても裏切りだけはすまい、大事なものは決して譲らない、聴き返す度に色々なことを考える。きっとこの先も聴き続けるのだろうと思う。ブルーハーツはかっこ悪いけど、でもかっこいい。

5)Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

本来的にはこのバトンって他のブロガーに渡すものだよね。でもそんな知り合いはいないし、それに恥ずかしがり屋の私なので、ヤングリ内でバトンを回します。
ラガー・とめちゃん・どらみぃ・オスカー・慎ドン、あなたたちにバトンを託します。どんな音楽を聴いて育ってきたのか実に興味深いところなので、暇なとき、また私のようにネタに困ったときによろしくね。