『グッバイ、レーニン!』ヴォルフガング・ベッカー
『グッバイ、レーニン!』という映画がありましたね。
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あの作品を観て皆さんはどのようなことを思ったでしょうか?
「母と子のアイジョウ」、
「歴史の大きな流れとちっぽけなヒト」、
「文化・教育の内包するオソロシサ」、
「ローター・マテウスの偉大さ」
などなど、様々なことを感じたと思いますが、
ボクが『グッバイ、レーニン!』で興味深かったのは、
多様なフィルムの使い方です。
すぐに気付いたと思いますが、この映画では色んな質のフィルムを使っています。
すごい画質の粗いものから普通の映画のようなものまで。
こういう映画の作り方は、実験映画でもない限りなかなかお目にかかりません。
そしてボクは、その色んなフィルムの使い分けが、
この作品ではきちんと効果を発揮しており、成功していると思います。
これは、映像を色々なメディアで記録することができるようになった時代ならではの方法論ですよね。
そして今後は、更に新たなメディアや、
CGやアニメーションといった表現方法が増えていくでしょうから、
そのメディアや表現方法が特質をいかして、
面白い映像作品を作っていきたいものだなーと思いました。
ちなみに参考までにCGやアニメを映画の中でうまく効果的に使っている例をあげておくと、
・『茶の味』(石井克人監督)
・『嫌われ松子の一生』(中島哲也監督)
・マイケル・ムーア諸作品
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があります。
どれも良い作品ですが、
とくに『茶の味』は映画内容もLITTLE TEMPOの音楽も素晴らしいのに、
あまり知られていないので、イチオシです!!
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秋にまったりと観るにはピッタリな作品なので、
もし良かったら皆さんも是非どうぞ〜。
ではまた。。
執筆者:オーサワ