どうなる! ガソリン暫定税率!

こんばんわ。オスカーです。
 本当に寒い季節になって来ましたね。冷房と違って、暖房は何の罪悪感もなしにつけることが多いのですが、実は暖房の方がよっぽど二酸化炭素の排出が多いというのは、ついつい忘れがちですね。家庭の二酸化炭素排出量の用途別内訳を見れば、冷房が2.8%に対して、暖房が13.8%。4倍以上かぁ〜。
※全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/

 室内と室外の温度差を考えれば、当たり前の結果なのですが、太古の昔から暖房を使ってきただけあって、このような量的な議論はついつい頭から抜けてしまうのでしょう。冷房が、基本電力によって稼動されるために、電力需要調整のための原発の存在が議論されるのに対して、暖房はガス、灯油、その他燃料と、色々組み合わされているから問題の本質をつかむのが難しいのですね。まあ、とにかく、地球温暖化のことを考えるなら、冷房のことより暖房のことを考えなければならないと言えるでしょう。対費用効果は結構高いはずだし。
 それにしても、家の寒いこと、寒いこと。でも、マンションなどは暖房をあまりつかわなくても快適に過ごせるということをよく聞きます。我が家は一戸建てだからかな?どうしても手がかじかむので、今もナショナルの石油式ストーブにお世話になっていますが、最近の灯油の値段の上がり方も半端じゃない…。しかし、環境のこと考えれば、これくらいの付加があったほうが、経済的インセンティブが働いて少しはエネルギーの節約をしようとするのも事実ですね。

 そこで思いつくのが、今話題のガソリン暫定税率ですね。ホントに難しい問題だ。我が地区は、レギュラーでリッター148円前後。子供の頃の1.5倍!それでも自動車はやめられない現代人。
 この税率が仮に廃止されたら、道路を作るお金がかなり減るので、開発至上主義に一定の歯止めがかかるのでしょうか?ことはそんなに単純じゃない気がします。実際、青森あたりは5年前に比べて所得が平均して10%近くも下がっていますから、圧倒的な経済的祝福を受けている東京人が安易に意見するのも憚られる。でも、やっぱり無駄は無駄だしなぁ。
 一方で、もし税率が廃止されて、ガソリンの値段が25円ほど下がったら、みんな喜んで車に乗りますよね。相変わらず激務の運送業界には相当な恵みになるのでしょうけど。ひゃ〜、どうしたらいいんだ。しかも、自民党の税制改革大綱を散見すると、次年度で税制の延長をしないといけない税金の種類が10種類は超えているので、税金問題は想像以上にやることが多いようです。
 
とまあ、泣く子も黙る複雑な問題ですが、ヤングリのメンバーであれば、この問題に対してある程度のビジョンは示しておけるようにしなければいけないでしょう。

 妥当な線としては、
1.今回は税率据え置く。
2.原油高や気候変動、世界的な景気後退などのリスクをよく分析。
3.4〜5年後に、15年ほどかけて漸進的に税率を下げるビジョンを提示。
4.それでも頑張る抵抗勢力
5.妥協案として、現在の道路特定財源を、環境目的税(みたいなやつ)に差し替える。
6.だから値段は変わらない。リッター200円くらいでも、日本経済力があれば大丈夫!

 はい、不勉強な、夢見心地なビジョンです。
 誠意ある、経済産業省の役人が、何とかしてくれることを祈りつつ、ロビー活動でもしますか?ラガー?

 皆様の忌憚なきご意見を伺いたい。