高尾山は天狗の山です もちろん射(略

りっちです。高尾についてですがミチケンの進度が少しながら心配です。
こんな状況で今週は2Gあったし来週はOPENゼミとユースサミットあるから大変です。

ミチケン、いわゆる道路研究班というのは、高尾山と圏央道の関係をアカデミックに、あくまで公平中立の立場で研究している高尾プロジェクトの班です。
ドキュメンタリー映画を手がける班とは別にいるわけです。パンフレットに研究結果を載せ、映画を見る方にも分かりやすいように解説していきます。
いま、道路研究班では5つの項目で担当し各自が調べています。
問題の歴史、道路と経済、道路と政治と官僚、生物多様性、高尾山の信仰、といったところでしょうか。
このなかで自分は「道路と経済」を担当しておりまして、こちらはかなり奥の深い内容になっています。

まず、経済といってもマクロ・ミクロがほとんど参考に使えない点。
道路の経済効果分析というのは土木工学の世界のようで、工学部の方が勉強する内容なのだそうです。
道路ができることで交通量がどう変わるか、というのをOD分析と四段階推計理論で示し、それを元に費用便益を調べます。
走行時間短縮便益、走行費用減少便益、交通事故減少便益。
この3つをアルゴリズムにかけて計算し、すべて足した合計がその道路の経済効果です。
その経済効果を道路建設費で割って、1.4を超えていれば有用な道路といえます。

では圏央道はどのように見積もられているのか。
年間でCO2が300万トン削減されるとかいろいろ言われておりますが、反対派の住民はそういうデータを信用できないということで争いがずっと続いています。
お互いが「正しい」と思っていつまでも争い合う、これは人間社会の縮図なのでしょう。


世界ではグローバリズムの進行と、「テロとの戦い」名目による戦争や軍事活動が相次いでいますが、ここでも同じようなジレンマが起こっているのかと考えると寂しいものです。

何を書こうか迷いましたが、この辺で終わろうと思います。
来週は何を書くか、決めときましょう。
環境活動やってる人というのは温暖化温暖化叫んでいますが、教授から温室効果ガスがどんなものなのか説明してみろと言われることでしょう。
基礎も分からない者に対する、いい意味での罵声とは違いますからね。
そういうことで来週は温暖化の科学的メカニズムについて。
「特性吸収帯」や「大気の窓」について話していきます。
それでは!!